ここでは、如来、菩薩等の、通常我々が仏教の尊像として目にする、優しい表情をして、蓮華台上に結跏趺坐してしているものを総じてこのように呼ぶことにする。代表的なものには、釈迦如来や観音菩薩、多羅菩薩などがある。彼等は、娑婆世界で苦しみに喘ぐ我等凡夫を、悟りの境地である自由な世界に導く役割をもって、我等の眼前に出現する。又、そのいずれの尊像も、釈迦が様々な修行の末に到達した仏の境地である、人間性のあるべき姿である最高理念の一端を象徴している。